青汁は食物繊維が豊富な飲み物!腸内の働きと便秘に効果的な理由
青汁の食物繊維だけでなく、食物繊維とはなんなのかについても案内しています。そのため、食物繊維のパワー(便秘などに効果あり)に興味がある方は、良ければ記事を参考にしてください。
他にも、どのようにして摂取すると効率的なのか、その辺りについてもまとめています。なので、記事を読まれることで食物繊維の効果だけでなく、食物繊維の種類、その違いについても詳しくなることができます。
食物繊維が人気!青汁などを通じて大量に摂取できる?
食物繊維とは、食べ物を通じて摂取することが可能な栄養の1種です。
また、繊維質の野菜に多く含まれているため、黄緑色の野菜に多く含まれていることが、今では良く知られるようになりました。食物繊維は、以下のような野菜に多く含まれています。
- かぼちゃ
- 大根
- 青汁などの野菜を用いた飲み物
近年では、上記の青汁を通して食物繊維を得る人も増えてきましたが、食物繊維を一定量摂取し続けると、以下のような健康効果を得られるため、多くの人が青汁ドリンクなどを好んで飲む時代となっているのです。
- 便秘が改善する
- 排便が楽になる
- ダイエット効果を得やすくなる
青汁というと、健康のために誰もが飲んでいるイメージもありますが、近年では、病気も含めた健康を改善するために飲む人が多くいます。というのも、青汁を飲んでいると胃腸が安定して動くようになり、中々出なかった便が出やすくなるという利点が存在するからです。
体内に無駄に溜まっている便は体重増加にも悪影響を及ぼすので、ダイエット目的で青汁を飲むというのも、今ではそれほど珍しいことではなくなっています。
補足となりますが、食物繊維を摂取する際の目安は以下のとおりです。
- 18歳以上の男性は19g以上
- 18歳以上の女性は17g以上
このようになっているのですが、世代によっては食物繊維の摂取量が少ないという問題も存在します。実際に、世代別で平均摂取量を求めた際は、以下の状況になっているのです。
- 15歳以上40歳以下:13.2g
- 41歳以上50歳以下:15.2g
- 51歳以上60歳以下:17.0g
詳細の比較を行うまでもなく、40歳以下の若い人たちはあまり食物繊維を摂取していません。今では、コンビニで簡単に食事を済ませてしまうなど、自炊をする人が昔より減っているため、その影響で野菜を食べる量が減っていると指摘されています。
食物繊維の種類!種類によって使い分けをしたほうが良い
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が存在します。
また、どちらも同じ性質というわけではなく、食物繊維の種類によって用途が違ってくるので注意してください。
- 不溶性食物繊維:腸内の汚れを除去することができる
- 水溶性食物繊維:便を柔らかくすることができる
野菜を食べている人は健康的な毎日を送れるといった、このようなニュアンスのCMを良く見かけるものです。というのも、食物繊維は腸内に溜まっている汚れであり、腸で消化、吸収できなかったものである便を、ひとまとめにしてくれる栄養だからです。
つまり、食物繊維がまったく体内に存在しない場合は、少しずつ排便できなかった便が体内に溜まっていき、体調を悪くしてしまうなどの問題が起きてしまうのです。
そして、重要なのは不溶性食物繊維の摂取量のみではありません。必ず水溶性食物繊維もバランス良く摂ったほうが良いのです。
というのも、先ほどの食物繊維でひとまとめになったものを、柔らかくしてくれる効果が水溶性食物繊維にはあるからです。これにより、排便時の苦痛をやわらげることもできますし、腸内に汚れが多く残ってしまうという問題を解決することができます。
摂取のバランスについてですが、不溶性食物繊維2に対して、水溶性食物繊維は1摂取すると良いとされています。不溶性食物繊維は繊維質の野菜、そして水溶性食物繊維は繊維質の海の野菜(ワカメ、モズクなど)に多く含まれているのです。
さらに、今では難消化性デキストリンの効果も評価されるようになってきました。
難消化性デキストリンとは、脂肪、糖の吸収を抑える働きがある栄養として有名です。食物繊維を適度に摂取していると、体内に存在する難消化性デキストリンの量が増えていくのですが、それにより、体内に溜まっている脂肪、糖がひとまとまりになりやすくなるのです。
これらの栄養が残ったままになると、不要なエネルギーであっても腸から消化、吸収されるようになり、結果的に体調不良、もしくは肥満に悩まされやすくなるのです。そのため、不溶性食物繊維、水溶性食物繊維をバランス良く摂っていると、痩せやすくなるという利点が発生しやすくなります。
青汁のメリット、デメリット!知っておいて損はない青汁の知識
以下のとおり、食物繊維は食べ物によって含まれている量がかなり違ってくるという特徴があります。
- おから:11.5g
- よもぎ:7.8g
- しそ:7.3g
- パセリ:6.8g
- 納豆:6.7g
上記のリストは、食品100g当たりの食物繊維含有量です。リストを見ることでわかることは、よもぎ、しそといった葉を乾燥させる、もしくはすりつぶして食べることが多い野菜は、食物繊維の量が他の野菜よりも多いという事実です。
今まで、食物繊維は繊維質の野菜に多く含まれていると思われていました。そのため、葉のように体積が小さい食べ物には少なく、大根、にんじんのような食べ物に多く含まれていると思われていたのです。
しかし、今では青汁の影響もあり、そのような考え方が払拭されるようになってきました。また、野菜によっては食物繊維の量が、他の野菜と比較して10倍、20倍も多いという比較も存在しますが、食物繊維の量が少ない野菜と比較していることが多いので、あまり参考になる情報ではありません。
他にも、青汁といった野菜ドリンクを使用すると、以下のような恩恵を受けられるメリットが存在します。
- 味わいが統一されている
- 細かく分解されているので腸内で吸収されやすい
- ミネラルを大量に摂取できる
食物繊維は、調理においては細かく分解する必要があるため、すりつぶしたり、もしくは、すでに細かく調理されたものを使うことが多いです。
しかし、これでは調理に時間がかかるというデメリットが発生するので、今では食事のみで食物繊維を摂取するのではなく、飲料水を通じて青汁といった、野菜の栄養が豊富に含まれている飲み物を飲む習慣が出来上がったのです。
青汁のデメリットについても、味に慣れるまでは抵抗感を感じる、毎日続けて飲まないと効果が弱まってしまうだけなので、健康に気をつけて、毎日青汁を飲みたいという人であれば、食物繊維だけでなく、その他の重要な栄養を多く摂取できるようになるでしょう。
青汁は多くの人から好かれている!用途別の青汁の人気も高まってきている
野菜ドリンクタイプの青汁、抹茶と同じような作りになっている青汁、疲れ、美容に必要な栄養を多く含んでいる青汁、病気がちな体を治したい人向けの青汁というふうに、本当に多くの種類が存在します。
青汁の価格についてですが、相場では1ヶ月分で3000円ほどです。高いと思われることも良くありますが、青汁には家族用、個人用のパックが存在しますし、粉粒タイプのものばかりでなく、最初から溶けているドリンクタイプも存在するので、価格に大きな違いがあるのです。
また、高い青汁ほど効果も高いというわけではありません。前述のとおり、青汁によっては健康、美容に対する用途が違ってきているため、特殊な用途の青汁に限り、高い価格で販売されている状況となっています。