青汁を飲んで下痢になった原因を解説!下痢を防ぐ選び方・飲み方
青汁は、健康に欠かせないビタミンやミネラルを豊富に含む健康食品です。しかし、ネットで青汁を検索してみると、青汁が原因で下痢を起こしたという書き込みが多くみられます。
せっかく飲み始めたのにやめてしまうのももったいない話です。青汁を飲み始めて、下痢を起こした場合は何を気をつければいいのでしょうか?下痢をしない青汁の飲み方、選び方を検証してみましょう。
体質?青汁で下痢になるのはこんな理由がある!
青汁を飲んで下痢を起こした場合は、以下のような原因が考えられます。
食物繊維が原因の下痢
青汁の原料になるケールや大麦若葉には豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。
不溶性食物繊は、水に溶けないという性質を持っています。便の量をふやし、腸の動きを活発にする作用があります。水溶性食物繊維は水に溶けやすく、便をやわらかくして排出しやすくします。
青汁による『冷え腹』による下痢
冷たいものを急にたくさん飲むと急におなかを壊すことがありますが、キンキンに冷えた青汁を飲んでも同じことがおこります。特に胃腸の弱い人は、朝一番すきっ腹に飲むとおなかを壊しやすくなります。この場合は少し温めてから飲むと解消されます。
青汁だけが原因じゃない!意外なものが下痢の原因に!
青汁の成分そのものではなく、一緒に含まれているものが下痢の原因になっていることもあります。
添加物、人口甘味料が原因の下痢
値段の安い青汁には添加物、人口甘味料が含まれていることが多く、これらが下痢の原因になることもあります。
青汁にはアスパルテームという人工甘味料がよく使われますが、取りすぎると下痢の原因になります。酸化防止剤、風味付けの調味料も体質によっては下痢を引き起こす原因となります。
原材料をチェックして、こうした添加物や甘味料が使われていたら、一旦飲むのを中止して様子をみましょう。
難消化性デキストリンが原因の下痢
水溶性食物繊維の一種で、ジャガイモやとうもろこしのでんぷんから作られます。
血糖値やコレステロール値の改善に効果があり、消費者庁から特定保健用食品の指定を受けていますが、これも取りすぎるとおなかがゆるくなることがあります。
飲み合わせ(牛乳)が原因の下痢
青汁を牛乳と一緒に飲む人がいますが、牛乳には乳糖が含まれています。
乳糖は腸内にあるラクターゼという酵素で分解されますが、アジア人にはこのラクターゼが少ない人が多く、下痢の原因になります。
アレルギーが原因の下痢
食物アレルギーは人それぞれです。
過剰に怖れる必要は無い!下痢になったときの対処方
青汁を飲み始めて下痢が起こるようになったら、まずは飲む量を減らしてみましょう。
青汁には一日の適量が表示されていますから、定められた量以上に飲んでいないかもあわせてチェックしてみましょう。
また、青汁の食物繊維が体質に合わないこともありますから、今飲んでいる青汁の食物繊維が不溶性のものであれば、水溶性食物繊維がメインのものに変えてみるのもいいでしょう。
ほかにも、作るときに冷たい水やジュースを避けて常温で飲むなど様子を見ながら続けてみましょう。
下痢の理由は人それぞれ。生活習慣のチェックも忘れずに!
そうかといって、青汁ばかりに頼って食事をおろそかにしてしまうと便秘の原因になります。
快適な排便にはバランスの良い食事が欠かせません。決まった時間に食事をとることも快便を促します。青汁をきっかけに健康的な食生活を送れるようになるといいですね!