痛風の原因プリン体は青汁に含まれる?実は尿酸値対策に効果的な理由
プリン体という言葉を聞いたことがあるでしょうか。摂取してしまうと、痛風の原因にもなるため、過剰摂取は避けなければいけません。ただ、プリン体がどんなものに含まれているのか知らないと避けることもできません。
プリン体に含まれているとよく言われるのはビールです。後は青汁にもプリン体は含まれています。プリン体が含まれている青汁は飲んでも問題ないのか?紹介していきます。
青汁にも含まれているプリン体!痛風の原因の1つになる
「プリン体」という成分を聞いたことがあるでしょうか。生活習慣病の1つ「痛風」の原因になる成分がプリン体です。そのプリン体ですが、健康に良いと言われている「青汁」にも含まれています。
- プリン体とは?
- 痛風とは?
馴染みがない人はプリン体とはなんなのか?痛風とはどんな病気なのか知らない人も多いでしょう。プリン体とはなんなのか、痛風はどんな病気なのか簡単に説明していきます。
結晶化したものが間接などに沈着して関節痛などを引き起こしてしまいます。これが「痛風」という病気です。名前の由来は風に当たっても痛いというとこから来ており、痛風になってしまうと酷い関節痛が起こることがわかるでしょう。
痛風の原因はプリン体!なりたくないなら摂取を控えるように
痛風になってしまう原因はプリン体なので、食べ物からあまり摂取しないように気を付けないといけません。プリン体は体内でも生成されており、体内で利用される8割の量は体内で生成されているので、普段の食べ物からプリン体の量は調整する必要があります。
プリン体は痛風の原因であるため、体内にあると悪いものなのでは?と思うでしょう。プリン体は悪い効果もありますが、体には必要不可欠な成分です。例えば核酸という物質がありますが、その主成分がこのプリン体です。
またプリン体は筋肉を使う時にエネルギー伝達物質の原料にもなるため、筋肉を使う時にも役立つ成分です。プリン体というと何かと悪いイメージを思い浮かべる人もいると思いますが、プリン体の必要な成分であることを知っておきましょう。
痛風は誰でもなるの?どんな人がなるのか知りたい
痛風は誰でもなる可能性があります。
特に多いのが男性の方で年齢が60歳を超えている人がなりやすいです。年齢を重ねるごとに運動をあまりしなくなったり、ビールをよく飲むようになったり、痛風になってしまう要因が増えてきます。
他にも太っているとかストレスを感じやすい、近親者に痛風の人がいると痛風になりやすいです。痛風になりたくないなら尿酸値を下げるために、運動をするとかビールの量を減らすとか何かしら対応することが重要です。尿酸値を減らすにはどうすればいいのか?医師に相談してみるのも良いでしょう。
青汁に含まれているプリン体は多い?他の飲み物や食材を比較
青汁にプリン体が含まれているといっても、実際にどれくらい含まれているのか分からないでしょう。具体的に青汁にはどのくらいの量のプリン体が含まれているのか、他の食材などと比較してみていきます。
青汁に含まれているプリン体は、使われている原材料によって左右されます。今回は使われていることが多い、「ケール」と「大麦若葉」で比較していきます。
青汁・飲み物 | プリン体含有量 |
---|---|
ケール青汁 | 40.2mg |
大麦若葉青汁 | 88.5mg |
ビール | 5.0mg |
飲み物はプリン体が多いと言われることが多いビールと比較します。100g当たりでみてもらえばわかると思いますが、青汁の方がプリン体は多く含まれているように見えるでしょう。しかしこれは100g当たりであって一度にこれだけ飲む人もいないでしょう。
青汁はスティックになっていることが多く、1つのスティックには粉末が3gほど入っています。それを150mlのコップで飲むとすると次のようなプリン体含有量となります。
青汁・飲み物 | プリン体含有量 |
---|---|
ケール青汁 | 1.2mg |
大麦若葉青汁 | 2.6mg |
ビール | 7.5mg |
このように青汁をコップ1杯飲む場合だとほとんどプリン体が含まれていません。ビールと比べるとかなり少ないのがわかるでしょう。ビールは飲みに行くと1杯どころか何杯も飲む場合もあるため、かなり多くのプリン体を摂取してしまうことになります。
指標よく見ずに判断してしまうと、勘違いしてしまうこともあるので指標を見る時は注意しましょう。次に食材と比較した場合ですが、ケールと大麦若葉は共にプリン体は少ないです。100g当たりのプリン体が300mgを超えるとプリン体が多い食材とされます。
例えば「鶏レバー」、100g当たり312.2mgのプリン体が含まれています。他にも「鰹節」で493.3mg、「梅干し」746.1mgがプリン体が高い食べ物です。実際には100gを一度に食べない食材はこれよりもかなりプリン体の含有量が少ない場合もあります。
ケールと大麦若葉に含まれているプリン体は気にするほどではないので青汁を飲む時に気にする必要は特にありません。
尿酸値とは?痛風にならないために知っておこう
尿酸値というのは、血液中の尿酸の濃度のことです。
他にも血清尿酸値とか血中尿酸値と呼ばれることもあります。尿酸値を見れば、血液1dlにどれくらい尿酸が含まれているのか分かります。
ではどれくらい含まれていると痛風になってしまうのでしょうか。知らないと対処もできないので、あまり尿酸値を気にしたことがない人も確認しておきましょう。
男性の場合だと7.0mg/dl、女性の場合だと6.5mg/dlで尿酸度が基準値よりも高くなってしまいます。つまりこの数値を超えてしまうと痛風になってしまうリスクが上がるわけです。
尿酸値が上がってしまう主な原因はプリン体と尿からうまく排出されないことが原因です。
青汁は尿酸値を下げる効果があり痛風の人にオススメ!注意点はある?
青汁には尿酸値を下げる効果もあるため、痛風の人にはうれしい飲み物であるといえます。尿酸値を下げてくれるのは、青汁に含まれている成分が理由です。
- カリウム
- 葉酸
- カルシウム
青汁にはミネラルが豊富に含まれており尿酸値の上昇も防いでくれるため、痛風の予防にも効果的です。特にカリウムですが、この成分には利尿作用があります。尿と一緒に尿酸も排出してくれるため、そのまま尿酸値の低下につながるわけです。
合わせて青汁は尿をアルカリ性にしてくれるため、尿がアルカリ性になることで尿酸の排出に一助けしてくれます。尿酸値の上昇の原因にうまく排出されないことも原因になるので、青汁を飲むことで解消することができます。
ただ青汁に含まれている成分によっては尿酸値が下がらないこともあるため注意が必要です。尿酸値が上がってしまうこともあるため、何が含まれているのか?よく確認しましょう。
甘味料などが含まれていると、青汁に含まれているプリン体の量に関わらず尿酸値が上昇してしまいます。
プリン体を摂取しないためにも!どんな青汁がいい?
青汁にもプリン体は含まれているため、選び方がよくわからないという人もいるでしょう。ここでは青汁の選び方も紹介していくので、選ぶ時に参考にしてみてください。青汁に使われている原材料は主に以下の3種類です。
- ケール
- 大麦若葉
- 明日葉
3つの原材料にもプリン体は含まれていますが、青汁1杯あたりのプリン体は1mgから2mgととても少ないので気にする必要はありません。原材料はどれでも問題ありませんが、大麦若葉や明日葉は痛風に良い効果がある成分が豊富です。
次に大麦若葉ですが、カルシウムが豊富に含まれていてカルシウムには尿酸の結晶化を防ぐ効果もあります。
尿酸の結晶化を防ぎ痛風の予防になるため、大麦若葉に含まれるカルシウムは欠かせません。
青汁を選ぶならば「大麦若葉」と「明日葉」が使われている青汁を選ぶと良いでしょう。
青汁にはプリン体も含まれるけど尿酸値対策にもなる
青汁には尿酸値あげてしまい痛風の原因になるプリン体も含まれていますが、尿酸値を下げてくれる成分も含まれています。
尿酸値を下げて、痛風の予防にもなるため痛風の人や予防したい人にも青汁はオススメです。選ぶ時はケールが使われている青汁か、大麦若葉とケールが一緒に使われている青汁が痛風に効果的です。青汁で尿酸値を下げたい場合は、月単位で毎日青汁を飲み続ける必要があります。
たった数日青汁を飲んだだけでは青汁の効果に期待することはできないので、飲み続けることが重要であることを忘れてはいけません。尿酸値を下げたい人や痛風の予防をしたいなら、効果が出るまで毎日コツコツ頑張って飲んでいきましょう。