モロヘイヤ青汁の効能のすべて!豊富な栄養成分が含まれる理由とは
健康食品として青汁は多くの人に親しまれ、1杯飲むことで豊富な栄養素を摂取できることが魅力です。
青汁に使用されている野菜は、ケールや大麦若葉といった、普段スーパーではお目にかかれないような野菜が使用されています。
これらの野菜のほかに、青汁でよく使用されているものとして「モロヘイヤ」があり、これを使用した商品は数多くあります。
青汁の原材料の1つであるモロヘイヤには、どんな栄養素が含まれていて、どのような効果が期待できるのでしょうか。
実はこんな植物!青汁にも使用されるモロヘイヤ
青汁の原材料としておなじみのモロヘイヤは、アラビア語で「王が食べる野菜」という意味があり、中東や北アフリカで多く栽培されています。
モロヘイヤの特長としては、気温が高くて乾燥した場所で育ち、生命力の強い野菜として知られ、栄養素は豊富に含まれています。
1980年代からは、豊富な栄養素が注目されて日本でも栽培がおこなわれるようになり、半年で大きさが2mになるほど、成長が早い野菜でもあります。
モロヘイヤからは粉末の青汁がつくられますが、生のモロヘイヤからも自分で青汁を作ることができ、多少手間はかかりますが、効果が期待できる青汁を飲むことができます。
自分でモロヘイヤから青汁を作るときは、下ごしらえでアク抜きをしてからお湯で短時間煮ることで、特製の青汁ができます。
モロヘイヤは緑色の濃いものが栄養価が高く、青汁に向いているものは葉の大きさが5cm程度のものが使用されます。
栄養素が豊富!モロヘイヤに含まれる栄養素
モロヘイヤには以下のような栄養素が豊富に含まれており、青汁から摂取することで健康促進につながります。
- 食物繊維
- ビタミンC
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- カロチン
- カルシウム
- 鉄
- カリウムなど
食物繊維は腸内で効果を発揮し、摂取することで便秘を解消することができ、ダイエットにも効果があります。
ビタミンCは貧血予防、ビタミンB1は炭水化物をアミノ酸に分解してエネルギーにする効果があり、ビタミンB2は脂肪を燃焼し血液をサラサラに保つ効果があります。
カロチンは体内に取り込むとビタミンAに変化し、皮膚や粘膜の保護に効果があり、アンチエイジングにも効果があるので、注目されています。
その他のミネラルは体の健康に欠かせないもので、カルシウムは骨や筋肉の形成、鉄は赤血球に含まれるヘモグロビンの生成、カリウムは高血圧の予防といった効果があります。
飲むとどうなる?モロヘイヤ青汁の効果
モロヘイヤには豊富な栄養素が含まれているので、それを日ごろから摂取するには、モロヘイヤ青汁を飲むことがおすすめです。
まずは生活習慣病の予防に効果的で、血糖値を抑える成分の働きにより、糖尿病や高血圧、動脈硬化などの予防に期待できます。
腸内作用に働きかける成分が含まれているので、便秘の解消に効果的で、それによって免疫力の向上にもつながります。
モロヘイヤはアンチエイジングに効果があるといわれている野菜で、体の様々な機能を正常に保ち、美容にも良いとされています。
ビタミンCなどの肌に働きかける成分が含まれているので、肌荒れの改善に効果的で、シミやニキビなどの予防にもつながります。
アンチエイジング効果はダイエットにも影響し、食物繊維が含まれていることで腸内環境がよくなり、それから体が痩せるようになります。
注意して飲む!モロヘイヤの摂取で気を付けるべき点
モロヘイヤは野菜として料理に使用することができ、自分から青汁を作って飲むことができますが、摂取するうえで注意しなければいけないところがあります。
実はモロヘイヤには毒成分が含まれており、種子などに含まれている「ストロファンチジン」が体に悪影響を与えます。
この毒成分を摂取すると、下痢や吐き気を引き起こすといわれ、ひどい場合だとめまいや呼吸困難なども引き起こすとされています。
家庭菜園では特に注意しなければいけませんが、スーパーなどで販売されているモロヘイヤには毒成分が除去されているので、安心して食べることができます。
モロヘイヤから青汁を作るときは、煮詰めてつくる方法が一般的で、ミキサーにかける方法もあり、また果物と一緒に混ぜると飲みやすい青汁を作ることができます。
栄養が豊富!モロヘイヤ青汁を飲もう
モロヘイヤを原料にした青汁の商品から摂取することができ、またモロヘイヤを購入して自分で飲みやすい青汁を作るのもおすすめです。
モロヘイヤには毒を含む部分があり、それを摂取すると体に害を及ぼしますが、市販のものには毒の部分はないので、安心して購入できます。