青汁の飲み過ぎはダメ!起こりうる症状とそれを防ぐ正しい飲み方
青汁は毎日飲み続けないと効果に期待することができません。沢山飲めば飲むほど効果が大きくなる!と思っている人もいますが、そんなことはありません。
むしろ沢山飲みすぎてしまうと体に良い青汁が、体に悪影響を与えてしまいます。青汁にも1日に飲んでいい量が決められているので、用量を守って飲むようにしましょう。
青汁を飲みすぎるとどうなるのか?どんな症状が出るのか、またそれを防ぐにはどうすればいいのか、紹介していきます。
健康にいい青汁!沢山飲めば効果も倍増!?
生活習慣の予防とか病気の予防、ダイエット効果、美容などメリットが大きいのが青汁です。では青汁を沢山飲めばより効果に期待できるのでは?と考える人もいるのではないでしょうか。
確かに効果はありそうですが、沢山飲むと栄養の過剰摂取になってしまい体に悪い影響があるため沢山飲むことはよくありません。
青汁を飲む時は、用量や用法を守って飲むようにしましょう。
青汁を飲んでいても野菜は食べよう!
青汁には知っての通り数多くの野菜が使われています。野菜が使われているため、青汁を飲んでいれば「野菜を食べなくても良い」と考える人も多いのではないでしょうか。
青汁を飲んでいても野菜は食べるようにしましょう。
理由には以下のようなことがあります。
- 栄養が偏る
- 青汁の栄養価は落ちているから
青汁には食物繊維とビタミン、ミネラルなど体に必要な豊富に含まれていて1日に必要な量を賄うこともできますが、そうではない成分もあります。青汁には体に必要不可欠な栄養がすべて含まれているというわけではないので、他の野菜や食べ物から取らなくてはいけません。
青汁を飲みながら食べる野菜としては淡色野菜とかキノコ類、海藻類から栄養を摂るようにしましょう。
青汁は野菜を加工した飲み物なため、加工する段階で野菜に含まれている栄養が落ちてしまっている場合が多いです。沢山栄養を摂れると良く言われますが、加工方法によってはあまり栄養を摂れないこともあるため、生の野菜を食べてそれを補う必要があります。
青汁を飲んでいれば体に必要な成分をある程度は補給できますが、それでも不足してしまう栄養は出てきます。野菜などで補わないと、病気などになりやすくなることもあるし、実際に病気なることも0ではありません。
青汁は野菜の代わりにはならず、飲んでいても野菜を食べる必要はあるので青汁の初心者の人は注意してください。
1日に必要な野菜を青汁で補おう!
1日に必要な野菜がどれくらいか知っているでしょうか。厚生労働省によれば1日に350g以上の野菜を食べるように言われています。日頃から自分がどれくらい野菜を食べた、ということを確認している人は少ないでしょう。
厚生労働省によれば日本人が1日に食べている野菜の量は約283gと言われています。1日に350g以上を食べなくてはいけないため、日本人は野菜が不足している人が多いことが分かるでしょう。
飲むだけで簡単なので、すべての野菜を青汁から取るのではなく、不足している70gの野菜を摂るために青汁を飲んでみてはどうでしょうか。青汁には粉末タイプといった外出先でも飲めるタイプもあるため、どこでも飲めるため検討してみてください。
青汁を大量に飲み過ぎると健康障害の原因に!
青汁を大量に飲むことで得られるメリットはありません。
そのため、青汁を飲む場合は大量に飲まないように注意してください。大量に飲めばいいと考えている人はその考えを改めましょう。大量に飲むことでデメリットもあるため紹介していきます。健康障害の原因になることもあるため、青汁を飲むなら確認しておきましょう。
青汁を大量に飲みすぎるとこんな症状が出ます。
- 下痢
- 肝機能障害
- 骨粗しょう症
- 神経障害
- 尿結石
- 蕁麻疹や痒み
大量に飲むとこのような症状が出てしまいます。大量に飲まなければ症状が出るリスクは少ないため、青汁を飲む時は用量を必ず守りましょう。なぜこんな症状が出てしまうのか紹介していきます。
食物繊維を大量に摂ると下痢になる
食物繊維というと便秘の解消をしてくれ、体に良いことで知られていますが過剰摂取すると下痢を引き起こしてしまいます。青汁には食物繊維が豊富で、用量を守って飲めば問題ありませんが、飲みすぎてしまい食物繊維を摂りすぎると過度に腸が刺激されてしまい下痢になってしまいます。
下痢になってしまうと、青汁から摂った成分も便により排出されてしまうため青汁を飲む意味がなくなってしまいます。排出されすぎてイライラとか不眠症、倦怠感といった症状につながる可能性もあるため過剰摂取は避けましょう。
ビタミンの過剰摂取は肝機能の低下や骨粗しょう症の原因に
青汁にはビタミン類、特にビタミンEとビタミンB6が豊富に含まれています。ビタミンEは大量に摂りすぎると肝機能障害や骨粗しょう症を引き起こすこともあるため摂りすぎはよくありません。
ビタミンB6は手とか足などのしびれを起こす神経障害を引き起こしてしまう原因となります。ビタミンも食物繊維と同じように摂りすぎるとすぐに排出されてしまうので、摂りすぎないように気を付けましょう。
青汁はミネラルも豊富!過剰摂取は尿結石の原因に
青汁には人の体内で生成することができないミネラルも含まれています。そのため青汁などで補う必要がありますが、摂り過ぎにも注意しなくてはいけません。
カリウムとかマグネシウムは気にする必要ありませんが、カルシウムには注意が必要です。カルシウムを摂り過ぎてしまうことで尿結石になってしまうこともあります。用量を間違えなければ尿結石になる可能性も低いため、カルシウムの摂取にも気を付けましょう。
葉酸が蕁麻疹や痒みの原因になる!青汁にも含まれているため注意
青汁の過剰摂取をすると蕁麻疹とか痒みが出ることがあります。原因は青汁に含まれている葉酸です。葉酸を摂り過ぎると出る症状は蕁麻疹や痒みだけではありません。
- 発熱
- 呼吸障害
葉酸を摂り過ぎるとアレルギー反応と同じような症状が出ることもあります。葉酸も人には必要な成分ですが、摂り過ぎには注意してください。
病気の人が青汁を飲んだ場合は副作用がある?
青汁を飲もうと考える人は体に何かしら病気を抱えている人もいます。病気の人が青汁を飲む場合も注意が必要です。
副作用ではありませんが、病気を悪化させてしまう可能性もあるため、病気の人は医師に相談してから飲むようにしましょう。
簡単に紹介すると以下のような人は医師に相談が必要です。
- 肝機能障害がある
- 食事制限を受けている
- ワーファリンを服用している
上記の人以外でも青汁を飲みたいけど病気が心配という人もいるでしょう。心配な人は医師に相談してから飲んでください。
1日3杯は飲みすぎ?青汁は1日に飲む用量が決まっている
青汁は飲みすぎると健康障害の原因となるため飲みすぎには注意が必要です。
ではどれくらいまでなら1日に飲んでもいいのでしょうか。すでに青汁を飲んでいて、例えば1日に3杯飲んでいるけどこれは飲みすぎなのか?不安な人もいるでしょう。
青汁には用量が決まっていて、用量以上に飲むことはあまりオススメできません。飲みすぎないためには、青汁の用量を確認してみてください。用量はオアッケージとかWebの青汁の公式サイトで確認することができます。
青汁を飲む量の1日2~3杯が目安!パッケージを確認しよう
青汁の用量はメーカーによって様々です。既存の青汁の1日の用量を紹介していきます。
青汁名 | 用量 |
---|---|
ヘルスマネージ大麦若葉青汁 | 3包 |
めっちゃたっぷりフルーツ青汁 | 1~2包 |
黒糖抹茶青汁寒天ジュレ | 1~2包 |
極の青汁 | 1~3包 |
神仙桑抹茶 | 2~3包 |
1日1杯の青汁もありますが、調べてみると2~3杯の青汁が多いです。用量の範囲内なら飲みすぎということはないため用量を守って青汁を飲みましょう。
既に青汁を飲んでいるという人も、万が一飲みすぎているという可能性もあるため、パッケージとか公式サイトで容量の確認を再度行いましょう。
青汁の飲みすぎに注意!用量を守って飲もう
青汁を沢山飲みすぎた時の副作用やそれを防ぐ方法を紹介しました。
青汁は用量を守ることが重要で用量を守って飲んでいれば副作用も防げます。
飲む時はパッケージで1日どれくらい飲んでいいのか、確認してから飲むようにしましょう。容量以上を飲んでしまうと、下痢とか肝機能障害、骨粗しょう症などといった症状を引き起こしてしまいます。
青汁を沢山飲めば効果も上がるというわけではないので、青汁をよく知らない人は勘違いしないようにしてください。