赤ちゃんの離乳食に青汁を混ぜても良い?注意点と安全な青汁の選び方
栄養価が高い青汁は、日々不足している栄養を補うためにオススメの健康食品です。そんな健康食品ですが、誰でも飲めるのか?知らない人もいますよね。大人が飲むイメージも強く、子供は飲んではいけないと思っている人もいるのではないでしょうか。
青汁には子供用の市販品もあるので、子供でも青汁は飲むことができます。では生後間もない赤ちゃんはどうなのでしょうか?ここでは赤ちゃんに青汁を飲ませても問題ないのか?飲ませてもいいのなら注意点はあるのか?解説していきます。
赤ちゃんに青汁を飲ませようか迷っているという人は参考にしてみてください。
赤ちゃんに青汁を飲ませてもOK!離乳食に混ぜてもいいの?
青汁は健康にもいいので赤ちゃんにも飲ませたいと考える人もいます。不安になるのが赤ちゃんに青汁を飲ませても大丈夫なのか?例えば何か副作用が出るなど不安になりますよね。
青汁は知っての通り健康食品なので、赤ちゃんに飲ませるのは特に問題はありません。
赤ちゃんは野菜不足になりがちなので、青汁を飲ませることで野菜不足の解消にもつながります。離乳食に混ぜて飲ませることも可能です。そのまま飲ませるよりも離乳食に混ぜた方が飲みやすいこともあります。
赤ちゃんに飲ませる場合にはいくつか注意点もあるので、飲ませる前に確認しましょう。
赤ちゃんに青汁を飲ませた時の効果!野菜嫌いの予防に
赤ちゃんに青汁を飲ませるということは何らかの効果に期待しているということですよね。具体的に赤ちゃんに青汁を飲ませた時にどんな効果があるのか紹介していきます。主に次のような効果に期待することができます。
- 脳や神経の成長をサポート
- 免疫やリンパの発達
- 体の成長
- 血液の生成
青汁にはビタミンが豊富になっており、脳や神経の成長や免疫やリンパの発達をサポートしてくれます。他にも体の発達に必要な亜鉛や貧血の予防で有名な鉄分も豊富です。どれも赤ちゃんの成長をサポートしてくれる効果なので、赤ちゃんに青汁は悪いものではありません。
さらに赤ちゃんの時に青汁を飲ませておくと野菜に慣れる効果にも期待することができます。
赤ちゃんの時に慣れておけば、成長した時に野菜の苦さや独特の青臭さといったことも予防してくれます。
子供の時の野菜不足の対策にもなるので、野菜不足対策に飲ませるのも良いでしょう。
赤ちゃんに青汁を飲ませるなら5か月経過して離乳食を食べ始めてから
赤ちゃんに青汁を飲ませるならば5か月ほど経過して、離乳食を食べ始めてからにしましょう。その理由としては、生後間もないと赤ちゃんの消化器官は発達していません。そのため、もし青汁を生後間もないうちに与えてしまうとうまく消化することができません。
消化できずにお腹を壊してしまうので、赤ちゃんに青汁を飲ませるなら生後5か月から6か月後からにしましょう。離乳食に混ぜて青汁を飲ませることもできます。
赤ちゃんに青汁を飲ませた時に起きる可能性がある副作用
健康食品とはいえ赤ちゃんに青汁を飲ませた場合は副作用が出る可能性もあります。
そのため、青汁を飲ませて以下のような症状が出た場合は、すぐに飲ませるのをやめましょう。その後医師などに相談するようにしましょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 吐き気
副作用として考えられるのは主にこの3つですね。このような副作用が起きるのは青汁には主に食物繊維やビタミンが豊富に含まれているからですね。食物繊維はよく便秘を解消してくれるなんて言いますが、赤ちゃんにはお腹をゆるくし過ぎて下痢になってしまうこともあります。
ビタミンは体内で消化できずに溜まってしまう可能性もあるし、分解する時に肝臓などに負担がかかります。その結果、下痢や嘔吐といった副作用が起きてしまいます。
後は冷たい青汁を飲ませた場合にお腹が冷えてしまうとか、飲み過ぎて便が緑色になるといったことも起きます。便が緑色になっても特に心配する必要はないので、不安に感じる必要はありません。
赤ちゃんに青汁を飲ませる場合は副作用もあるので、飲ませ過ぎないように量を考えて飲ませるようにしましょう。
赤ちゃんには大麦若葉の青汁がオススメ!量や飲ませる方法
赤ちゃんに青汁を飲ませたことがない人は、飲ませ方に不安を感じるのではないでしょうか。例えば以下のような例があります。
- 飲みやすい青汁は?
- どれくらい飲ませるのか?
- 飲み物に混ぜてもいいのか?
- 離乳食に混ぜてもいいのか?
まず赤ちゃんでも飲みやすいのは、やはり苦くない青汁になりますね。メインの原材料が大麦若葉の青汁は苦みが少なく抹茶風味で飲みやすいのであかちゃんにもオススメです。
赤ちゃんに青汁を飲ませる場合の量は、粉末スプーン1杯でも十分です。
約1グラム程度飲ませるだけでも赤ちゃんには十分栄養を補給することができます。後は赤ちゃんの成長に合わせて飲む量を増やしていきましょう。
生後5か月から6か月ころから飲ませるならば、粉末スプーン1杯以上飲ませてしまうと栄養の過剰摂取になってしまう可能性が高いです。お腹を壊してしまったり副作用が出てしまったりするので、量には注意するようにしましょう。
青汁を赤ちゃんに飲ませるなら離乳食や飲み物に混ぜてもOK!
赤ちゃんに青汁を飲ませる場合、スプーンでそのまま青汁のみ与えてもOKですが、離乳食や飲み物に混ぜても問題ありません。なかなか青汁を飲んでくれないならば、何かに混ぜて飲ませる工夫をすれば、飲んでくれる可能性も上がります。
具体的に言うと、離乳食ならおかゆにスプーン1杯の青汁を混ぜて食べさせるとか、飲み物なら牛乳に混ぜるという方法があります。他にもコーンスープとかポタージュなどに混ぜるのもOKです。
さらにおやつとしてホットケーキとかパンに振りかけて食べるという方法もあります。工夫する方法は沢山あるので、自分でアレンジを考えるのも悪くありません。赤ちゃんに青汁を飲ませるために工夫をしてみましょう。
ただし、注意点として青汁を温めることはよくありません。温めることにより青汁のビタミンとかミネラル、酵素といった成分が失われてしまいます。そうなると青汁を飲ませる意味もなくなってしまうので注意してください。
温める場合は34℃から37℃の人肌の温度ならば問題ないので、温める場合には目安にしてください。
赤ちゃんに青汁を与えるなら栄養吸収がいい朝に!
赤ちゃんに栄養を与えるならば、朝にしましょう。与える時間はいつでも特に問題ありませんが、朝の方が栄養の吸収が良いので、効率よく栄養吸収ができます。もちろんお昼とかでも問題ありません。
朝は忙しい人が多いと思うので、そういった人はお昼ご飯とかと同時に飲ませるとよいでしょう。
赤ちゃんに与えるための青汁の選び方!注意点を確認しよう
赤ちゃんに青汁を飲ませても問題ないといっても、注意しなくてはいけない点もあります。青汁の作り方は様々で、中には赤ちゃんが口に入れてはいけない素材が使われている場合もあります。赤ちゃんに向いている青汁、向いていない青汁があるので選び方を紹介していきます。
確認しておきたい項目は以下のようなことです。
- 農薬が使われているのか?
- カフェインが含まれているのか?
- 原料の産地はどこなのか?
- 添加物は含まれているのか?
無農薬の野菜が使われている青汁の方が安全
野菜の育て方というのは農家によって様々ですよね。当然ですが、中には農薬が使われている野菜もあって、農薬を使って育てられた野菜が使われている青汁もあるわけです。
農薬が使われていた野菜を使った青汁を赤ちゃんが飲むと、何かしらの健康の害になるので農薬が使われているのかの有無はとても重要であるといえます。そのため赤ちゃんに飲ませる青汁を探す場合は、農薬が使われていない野菜を使った青汁を探すようにしましょう。
農薬が使われているのか、使われていないのかを確認する方法ですがまずはパッケージを確認してみましょう。パッケージには「無農薬」などと記載されていることが多いです。ただ、その場合は青汁に使われている主原料のみ無農薬ということも少なくありません。
つまり主原料、「大麦若葉」とか「ケール」「明日葉」といったメインでよく使われる材料だけが無農薬である場合があります。その場合はそれ以外の野菜が無農薬ではない場合もあるので注意が必要です。
この見分けはパッケージを見ただけでは判断することは難しいので、他の方法で見分けましょう。見分けるには青汁を販売している販売元に電話なりメールなり、お問い合わせをして聞いてみましょう。そうすれば答えてくれる場合が多いので、赤ちゃんに青汁を飲ませるなら確認しておきましょう。
赤ちゃんに飲ませる青汁にはカフェインは含まれていない方がいい?
青汁にはカフェインが含まれている場合も多いです。例えば以下のようなものが青汁に使われている場合はカフェインが含まれています。
- 抹茶
- 緑茶
- 砂糖
- 麦芽糖
青汁には上記のようなものが使われていることも多いので、青汁を選ぶ時には注意してください。赤ちゃんがカフェインを摂取してしまうと、成長の妨げになってしまうこともあるし、命にかかわってくる場合もあります。
とはいえ青汁に含まれているカフェインはあまり多くありません。しかも赤ちゃんに飲ませる青汁もスプーン1杯程度が目安でかなり少量です。カフェインの過剰摂取ということは少ないのであまり気にする必要はありません。
それでもやはり心配!という人はカフェインが全く使われていない青汁もあります。赤ちゃんが心配ならば、カフェインが全く含まれていない青汁を選びましょう。見分け方は、前述した通りお茶とか砂糖などが含まれていないかです。
「ノンカフェイン」と記載があれば全くカフェインが使われていないので見分ける時に参考にしてください。カフェインはパッケージの成分表示にも記載されないので、見分ける時には注意しましょう。
青汁には野菜が多数使われている!産地には注意しよう
青汁にはメインとなる原材料の他にも多数の野菜が含まれています。注意点としては、使われている野菜の産地ですね。日本国内の野菜が使われていることもあれば、外国の野菜が使われていることもあります。
特にメインとなる原材料は国産!などとパッケージに記載されていることがありますが、これには注意が必要です。それはメインである原材料は国産だけど、他の野菜は外国産である場合があるという点です。
外国産の野菜がすべて悪いという訳ではありませんが、やはり何かしら不安がある人も多いですよね。見分け方としては、パッケージを見るとかWebで検索してみるという方法があります。
他の方法としては、販売しているところに直接聞いてみるという方法もあります。自分で聞いた方が安心できると思うので、産地を確認する場合は自分で確認してみることをオススメします。
赤ちゃんに青汁を飲ませるなら添加物にも注意!
健康食品として流行している青汁には添加物が使われていることも少なくありません。添加物?とあまりイメージできない人もいると思いますが、以下のようなものが使われていることが多いです。
- 甘味料
- 保存料
- 着色料
- 香料
特に青汁はまずい!ということで味を改良するために甘味料が使われていることが多いです。添加物がすべて悪いという訳ではありませんが、赤ちゃんに青汁を飲ませるならば添加物が含まれていないものの方が良いのは確かです。
添加物は健康に被害が出たり、成長に影響したりするので注意してください。見分け方は、「パッケージ」とか商品の販売サイトに「無添加」などと記載されています。パッケージの成分表示を見るのもいいですね。無添加の青汁もあるので、探してみるとよいでしょう。
はちみつ入りの青汁も多い!赤ちゃんに飲ませるなら特に注意
青汁には飲みやすくするようにはちみつが使われていることも多いです。はちみつ、と聞くとあまり悪いイメージはないと思いがちですが、赤ちゃんに与えるのはよくありません。
はちみつにはボツリヌス菌という菌が含まれていて、赤ちゃんの体内に入るとボツリヌス病という病気になってしまいます。この病気になってしまうと、全身マヒになってしまい障害を起こしてしまいます。
ひどい場合だと死亡してしまう場合もあるので、はちみつには特に注意が必要になります。
赤ちゃんには特定目的の青汁は厳禁!飲ませないように注意
赤ちゃんには主に大人の人が飲むような特定目的の青汁はよくありません。
特定目的というのは、例えばダイエットとか美容などが挙げられます。青汁は健康食品なので、ダイエットに良い!とか健康に良い!という商品も少なくありません。
そういった青汁には野菜とか原材料の他にも、ダイエットや健康に良い有効成分が含まれています。そういった有効成分は赤ちゃんにはあまりオススメできません。すべて特定目的の青汁だと言われればそれまでですが、あまりその効果を押している青汁は避けるべきです。
最近は赤ちゃんとか子供向けの青汁もあるので、不安なら赤ちゃんとか子供向けの青汁を選ぶようにしましょう。
青汁は赤ちゃんの便秘解消にも!量を調整して飲ませよう
赤ちゃんに青汁を飲ませるなら1日スプーン1杯が目安の量ですが、その量でも下痢になってしまうこともあります。その場合は次からは量を減らして飲ませましょう。
青汁というのは大人向けに作られていることが多いです。そのため普段から自分が飲んでいる青汁を赤ちゃんにあげる時には注意が必要になります。青汁の中には野菜以外にも有効成分なども含まれているので、まずはそこの確認をしましょう。後は安全性にも気を付けましょう。
使われている野菜の産地が明確なのか?添加物は使われていないは?カフェイン、はちみつは含まれていないか?よく確認しましょう。
パッケージを見ればだいたいわかりますが、より詳しく知るために必ず販売元に問い合わせしてみましょう。問い合わせて赤ちゃんに飲ませても問題ないのか確認してから飲ませるようにしましょう。
心配なら子供用を飲ませてもいいですし、青汁を自分で一から作るという方法もあります。赤ちゃんでも飲める材料を使った青汁も作れるので、レシピを調べて作ってみるとよいでしょう。