大麦若葉が青汁の原料に選ばれるのはなぜ?効果効能を徹底解説!
青汁には健康にいい様々な原料が使われています。今回は、青汁で使われることが多い「大麦若葉」という原料について紹介していきます。原料として使われるのは知っているけど、特定原料の効果を知らない人も多いです。
そもそもこの「大麦若葉」という原料がどういったものなのかよくわからない人もいますよね。知っていれば青汁を選ぶ時の一つの基準となるので、知っておいて損はありません。
大麦若葉がどのような植物なのか?どういった効果があるのか?紹介していくので、青汁を飲む前に参考にしてみてください。
そもそもどんな植物なのか知っている?青汁の原料「大麦若葉」
大麦若葉というのは、名前の通りイネ科の大麦の若い葉の部分のことです。それもまだ麦の穂が出る前の若葉のことを「大麦若葉」といいます。
「麦ごはん」「ビール」「麦茶」の大本となる大麦といえばイメージしやすいのではないでしょうか。若葉はとても栄養が豊富なので、そのまま食べれば身体によさそうですが、あいにく若葉は生食用には向いていないので、ご注意ください。
大麦若葉の育て方ですが、まず秋ごろに種をまきます。そのまま苗のままで冬を越して成長するのは春ごろになります。そして春に成長したら、頃合いを見て収穫され、主に3月頃に収穫されています。
日本でも栽培されているので、外国の大麦若葉を使うのに抵抗があるという人は日本で作られた大麦若葉を利用することができます。
青汁に大麦若葉が使われていますが、若葉をジューサーなどでそのまま青汁の材料に使うという訳ではありません。そのまま使ってしまうと栄養素が分解されてしまうので、他の方法で青汁に使われています。
味は抹茶に似た味とよく表現され、青臭さとか苦みも少なくとても飲みやすいです。子供でも飲みやすいので、飲みやすい青汁をお探しならば「大麦若葉」の青汁を探してみてください。
青汁を自分で作りたい!大麦若葉はスーパーで購入できる!?
青汁は自分で作ることもできます。大麦若葉の青汁を作るなら「大麦若葉」が必要になるわけですが、なんとスーパーや通販などで購入することはできません。
必要になったときはどうすればいいのか?というと粉末とか青汁の完成を購入するしかありません。その他の方法としては、自分で大麦若葉を栽培してみるという方法もあります。
自分で大麦若葉を育てるなら、最近は栽培キットもあるため、キットを利用すれば栽培もしやすいです。自分の畑を持っていないから栽培できない!ということもなく、自宅の小スペースでも栽培が可能です。
自分で栽培した大麦若葉を青汁にする時にも注意点があって、青汁にしても作り方が悪いと栄養が逃げてしまい栄養を吸収できません。自分で大麦若葉の生の葉っぱから青汁を作るならば、大麦若葉の利用方法にも詳しくなければいけません。
青汁を自分で作るとなると、様々な準備がいるので作る時は事前に準備してから取り掛かるようにしましょう。
青汁を飲むなら知っておきたい!大麦若葉の成分や効果について
大麦若葉が健康に良いといっても、実際にどんな効果や効能があるのか、どんな成分が含まれているのか知らない人も多いです。大麦若葉に含まれている成分や、効果・効能を知らない人は、青汁を飲む前に知っておきましょう。
まず成分についてですが、ビタミンB1とかビタミンCなどのビタミン類やカルシウムや鉄分、マグネシウムといったミネラル、他にも食物繊維やSOD酵素など、体内に必要な成分がバランスよく含まれています。
今回は、その中のビタミン類とSOD酵素、食物繊維について紹介していきます。まずはこれらが大麦若葉の中にどれくらい含まれているのかという点についてですね。大麦若葉の100gの粉末の中に含まれている成分とします。
成分名 | 成分量 |
---|---|
ビタミンB1 | 0.64mg |
ビタミンB2 | 1.47mg |
ビタミンB6 | 0.55mg |
ビタミンB12 | 0.7μg |
ビタミンC | 70.0mg |
ビタミンE | 11.9mg |
ビタミンK | 3700μg |
ビオチン | 7.0μg |
パントテン酸 | 1.92mg |
総カロチン | 25380μg |
ナイアシン | 4mg |
葉酸 | 400μg |
SOD酵素 | 54000unit |
食物繊維 | 41.1g |
ビタミン類は体内の様々な機能を調節してくれるので、生きていく中で必要不可欠です。しかも自分では作りだすことができないので、大麦若葉のようなビタミン類が含まれている食べ物、飲み物で摂取する必要があります。
大麦若葉にも含まれるビタミン類!今更だけど効果を知りたい
大麦若葉に含まれているビタミン類の効果を簡単に紹介していきます。まずビタミンB1ですが、疲労回復の効果に期待することができるので、疲れている時にビタミンB1が役立ちます。
次にビタミンB2とB6には成長の促進の効果があります。ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能維持をしてくれるので、女性の人にうれしい成分の1つです。ビタミンB6は精神の安定やホルモンバランスを整えてくれます。
ビタミンB12は貧血を予防する効果があります。日頃から貧血気味で困っている…。という人はビタミンB12を摂取して予防しましょう。すぐに良くなるという訳ではなく、定期的に摂ることで効果に期待することができます。
ビタミンCとナイアシンは皮膚や粘膜の健康維持をしてくれる効果があります。ナイアシンは摂取しないと顔とか手足がカサカサになってしまう皮膚病が起こります。ビタミンCは肌にハリを持たせてくれるし、シミの予防や美肌効果があります。
ビタミンEは老化の予防効果があり、若々しくいたいならばこの成分ですね。血管や肌、細胞の老化を防いでくれるので、身体の中と外、両方の老化防止に期待できます。他にも心疾患や脳梗塞、生活習慣病、血行改善と効果の多い成分です。
次にビタミンKですが、血液を凝固させる効果を持っています。凝固させて止血する効果に期待できます。他にも骨粗しょう症の予防する効果もあります。
ビオチンは血糖値を下げる効果があるので血糖値が気になる人にオススメの成分ですね。皮膚や髪の健康を維持したり筋肉痛をやわらげたりする効果もあります。
パントテン酸はエネルギーの代謝を助けてくれ、それによりストレスをやわらげ、動脈の硬化を予防することができます。他にも肌や髪の健康も維持してくれます。
カロチンは美肌効果やがんの予防、動脈硬化の予防効果を持っています。カロチンは体内に吸収されるとビタミンAに変化します。ビタミンAは目の健康を維持してくれ、失明とか視力落ちの予防になります。カロチンとカロテンですが、呼び名が違うだけでどちらも効果の違いはありません。
最後に葉酸ですが、これは妊娠中の女性の人の健康を保ってくれます。胎児の健康にもつながるため、妊娠中の人には欠かせない成分ですね。貧血予防にもなるので、貧血気味の人にもオススメです。
疲労の回復を始め、身体の健康維持、美容維持、老化防止、貧血予防など様々な効果に期待できます。
大麦若葉に含まれているSOD酵素!血液や血管の健康維持に
聞いたことがない人も多いと思いますが、大麦若葉には「SOD酵素」という成分が含まれています。この成分は強力な抗酸化作用を持っていて、酵素の中の一つです。血液や血管の健康維持に役立つ成分ですが、具体的には下記のような効果に期待できます。
- 動脈硬化の予防
- 糖尿病の予防
- 高血圧の改善
- 細胞の健康維持
- 美肌効果
高齢になってくると血液や血管の病気になってしまうことも多いと思うので、その予防としてSOD酵素が一役かってくれます。他にも美肌効果もあるため、肌をより美しくしたい女性の人もSOD酵素はうれしい成分です。
SOD酵素の効果から、この成分は「生活習慣病」を予防したい人や、動脈の硬化を予防したい人、血圧が気になる人、糖尿病を予防したい人にオススメの成分です。
不要な物質を排出してくれるのが食物繊維!大麦若葉で摂取
食物繊維は主に野菜とか海藻、キノコなどに含まれている栄養素ですね。食物繊維を摂取することで体内の不要な物質を排出してくれるので、体内の健康維持をしてくれます。
- 腸内を整える
- コレステロールを下げる
- 糖尿病予防
- 高血圧予防
- 肥満予防
よく便秘の時は食物繊維が効くなどと聞くと思いますが、まさにその通りで便秘にも効果的な成分です。
食物繊維を含む食材は多いため摂取するのは難しくありません。普段の食事から摂ることもできるので、健康維持のためにも意識して摂取してみるとよいでしょう。
大麦若葉は健康に良い成分がバランスよく含まれている!青汁で摂取!
大麦若葉に含まれている成分の効果については紹介しましたが、肝心の大麦若葉自体の効果についてまだ紹介していません。健康に良いと言われていますが、大麦若葉にはどのような効果があるのか紹介していきます。
- 生活習慣病予防
- 免疫力向上
- 貧血予防
- 冷え症改善
- 腸内を整える
- 美肌効果
このように大麦若葉には多数の効果に期待できます。生活習慣病、例えば糖尿病とか高血圧、動脈硬化といった病気の予防もできます。免疫力の向上効果はウイルスから身体を守ってくれるので、風邪をひきにくくなります。
貧血とか冷え症は女性にはうれしい効果だと思うので、貧血や冷え性対策だけに大麦若葉入りの青汁を飲むという手段も有りです。同時に肌を整えて、美肌効果もあるため、飲んで損はありません。また大麦若葉はよくダイエット効果があると言われています。
実際に体重が減った情報や体脂肪が減ったという情報があるので、ダイエット効果に期待することは可能です。
なぜダイエット効果に期待できるのか?というと理由の一つは便秘解消ですね。体内の不要な物を排出してくれるので、ダイエット効果につながります。他には大麦若葉には各種ビタミン類が含まれていて、摂取すれば新陳代謝が良くなります。
そうなると脂肪が燃えやすい身体にどんどん近づいていくので、長期間続けていくとダイエット効果に期待することができます。大麦若葉を食べればすぐに効果に期待できるという訳ではなく、期間を掛けてだんだん効果に期待できるようになるため、青汁を飲むなら毎日コツコツ続けていく必要があります。
大麦若葉が使われている青汁は多数!迷った時の選び方をご紹介
青汁は様々なメーカーが販売しているので、いざ購入しようとなると、迷ってしまいます。そんなときの選び方も紹介するので、選ぶ時に参考にしてみてください。まず大麦若葉の青汁を探しているならば、大前提として「大麦若葉が含まれている」青汁を選ぶ必要があります。
大麦若葉が使われていない青汁もあるため、購入する時に原材料をよく確認して、大麦若葉が使われているのか確認しましょう。
大麦若葉だけで青汁が含まれている場合は気にしなくてもいいですが、最近は他の材料とブレンドされていることも多いです。他の原材料が使われている場合は、大麦若葉ベースになっている青汁だと、原材料の半分ほどを占めています。
青汁によって原材料の配合割合は様々ですが、だいたい半分ほど占めていると覚えておきましょう。
青汁は苦いイメージ!味で選ぶ時の基準は?
青汁というと野菜が使われているので苦いイメージを持つ人が多いです。確かによく苦いとか言われていますが、大麦若葉が使われている青汁は比較的飲みやすいと評判です。そのため大麦若葉が使われている青汁を選ぶなら、味で選ぶ必要はありません。
それでも青汁というだけで抵抗があるという人もいます。そういった人は甘い成分が入った青汁を選びましょう。甘い成分が入っていれば飲みやすいので苦いのが苦手な人や子供でも飲みやすいです。
青汁にはタイプがいくつかある!特徴から選ぼう
青汁にはいくつかあって、それぞれ特徴があります。その前にタイプですが、以下のようなタイプがあります。
- 粉末
- サプリ
- 液体
- 冷凍
粉末は水などに溶かして飲むタイプです。牛乳とか豆乳、ヨーグルトなどに溶かして飲む人もいます。工夫次第で飲みやすくも、飲みにくくもなるので自分の飲みやすい方法を探してみましょう。粉っぽくなってしまうということもあるため、溶かすときは量に気を付けましょう。
サプリは錠剤だからとてものみやすいです。味を気にせずに飲めますが、錠剤をそのまま飲みこむことに抵抗がある人には向いていません。成分の補給は他のタイプの物よりも劣るため注意しましょう。
液体は鮮度がよく、味そのままを楽しむことができます。中には飲みにくいこともあるので、苦いのが苦手という人には向いていません。缶ジュースとかパウチになったものがあります。
最後に冷凍ですが、これは栄養素が破壊されにくいので、栄養の摂取量が多いです。ただし、解凍する必要があるため飲むまでに少し手間が掛かります。栄養素が破壊されにくく、逆に飲みにくい場合もあるので注意しましょう。
このようにいくつかタイプがあるので特徴から選びましょう。粉末とサプリは持ち運びしやすいので外出先でも青汁を飲めます。液体や解凍タイプは、持ち運びが大変なので外出先で飲むことが難しいです。
青汁の材料の原産地を確認しよう!日本国産ももちろんある
大麦若葉は主にアジアで栽培されているため、当然、日本でも栽培されています。海外で栽培されたものが材料に使われていると何かと問題があることもあります。
そのため、日本産でないと心配と不安の人も多いため、青汁を選ぶ時も原産地に気を付けましょう。
すべて国内の物が使われている青汁が良いならば、原料の産地が国産のものを選びましょう。
大麦若葉が原料の青汁は健康維持、ダイエットしたい人にオススメ
大麦若葉には生活習慣予防や健康の維持、疲労の回復効果、ダイエット効果、美肌効果など、多数の効果があるため青汁の原材料としてよく使われます。
これらの身体に良い効果が青汁に使われる一つの要因です。大麦若葉が使われている青汁は、無理なくダイエットができます。通常ダイエットをすると栄養が足りなくなってしまうことが多いですが、青汁ならそういったことがありません。
ダイエットをしたいという人に大麦若葉が使われている青汁がオススメです。生活習慣病、具体的には動脈硬化や高血圧、糖尿病で悩んでいる人にも大麦若葉はオススメです。現在の生活習慣病を改善したい人や、これからの生活習慣病への対策に青汁を試してみてください。
青汁は毎日続けていかないと効果に期待することができないので、健康維持やダイエットをしたいなら毎日コツコツ飲むようにしましょう。